Canon_Sony

CanonとSonyのカメラ比較 #1 色味

今日は普段使っているCanonとSonyのデジタルカメラの比較をしようと思います。今後サイズ感や、使い勝手についても記事にしていきます。

それぞれの性格がある

私は現在、Canon70D, Canon6D, Sony α7ⅲを使って、ブツ撮りや結婚式などのイベント撮影をしています。αは軽くて動画に強いフルサイズが必要で追加しましたのですが、撮っているとCanon/Sonyでだいぶ違う個性があって、使いやすい時使いにくい時がありました。よく言われているように結婚式のふわっとした雰囲気を撮るにはCanonの方が今のところ打率が高くて、一方Sonyは繊細な景色やビシッとしたコントラストを出したい時は重宝します。

Canon6D_Flower
Canon 6D EF24-105 f/3.5-5.6 IS STM ISO100 67mm f/7.1 1/160
Sony ILCE-7M3 FE16-35 F4 ZA OSS ISO1600 26mm f/8.0 1/5

センサーを比較してみる

上の写真だとレンズも設定も違うのでフェアな比較になっていません。そこで、ノルウェーに行ったついでに、比較してみました。カメラ設定を固定して同じレンズ(Canon EF 35mm f/2 IS USM)で撮影。SonyはSigma MC-11アダプタを介します。

Sony α7ⅲ Sigma MC-11 EF35mm f/2 IS USM

両方ともISO1000 f/10 1secでRAW撮影、Lightroomでの現像設定も全く同じです。 スライダ左がCanon、右が Sonyです。

どうでしょうか。私の目にはCanon(左)が暖色寄り、Sony(右)が寒色寄りに見えます。欧州の人に見せても同じ反応ですが、Sonyは黄色が変だね、と言われます。

もう一つ比較画像。ピントはジャガイモに当てています。スライダ左がCanon、右が Sonyです

これを見ると明らかにCanon(左)の色が濃いです。Sony(右)は色が薄めですが、実際目で見た色の濃さに近いです。この傾向はカメラのホワイトバランスのまま現像するとさらに顕著になります。

RAWデータ量が2倍以上違う

ところで、大画面で見たときの描写の細かさでいうと明らかにSonyの方が上です。20%しか画素数上回っていない割には差が大きいです。

  • Canon 6D : 有効約2020万画素35mmフルサイズCMOSセンサー 14bit(canon 独自)
  • Sony α7ⅲ : 有効約2420万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー 14bit(非圧縮)

データで見るとSonyが約20%画素数が高いのですが、SDカードに保存されるデータ量が倍以上違います。もしかしたらcanon独自という14bitが何らかの圧縮を行なっているのでしょうか。もしご存知の方がいたら教えてください。このデータ量のおかげか、薄いといわれるローパスフィルターのおかげか、解像度はSonyの方が上回ります。解像度については、写真を追加して別の機会に掘り下げます。

性格を理解して、使い倒す

おそらくRAW現像時に調整すればどちらのカメラも希望する色味やコントラスに仕上げることはできると思います。経験上、結婚式などのイベント現場で素早くiPadProやMBPで現像して見せる時は、Canonの方が早く、ぱっと見の印象が良いものが出せます。いわゆる記憶色、というのをCanonは意識して色づくりをしているからでしょうか。一方ブツ撮りで解像感をだしたり、現像で練りこむ時はSonyの方が良い結果が出せます。私には、どちらも必要です。

今回はCanon/Sony比較第一弾として色の違いについて紹介しました。今後サイズ感、使い勝手についても紹介していきます。

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