FireworksinGermany02

ドイツのニューイヤーの過ごし方

今日はドイツの年末(Silverster)、年始(Neuer Jahr)、の過ごし方を紹介しようと思います。

盛り上がるニューイヤー

日本では伝統的には、年越し蕎麦、除夜の鐘、初詣といった比較的落ち着いた感じですよね。一方ドイツでは、クリスマスで家族とゆっくり過ごす分、新年は友達やカップルでPartyをすることが多いです。厳かに過ごしたい人はニューイヤーコンサート観賞という手もあります。

WienerMusikverein
WienerMusikverein

楽しいニューイヤーコンサートも元は・・・

ウィーンの楽友協会で行われるニューイヤーコンサートは世界的に有名です。私は実際に演奏会にいったことはありませんが、収録の仕事でコンサート会場に行ったことがあります。建築の素晴らしさと、圧倒的な音響を未だに覚えています。この演奏会の指揮者は毎年楽団員によって決められており、例えば2002年には日本人で初めて小澤征爾さんが指揮を振りました。この収録はDenonのシアターシステムで聴かせてもらったことがあり、素晴らしかったです。

このように現在では皆が楽しむコンサートですが、実はナチス、ヒトラーが命令したところから始まっているのです。ナチスがポーランド侵攻、そしてウィーン占領した際に、オーストリア人の不安・不満を逸らすために始まったといわれています。そのしこりは今でも少し残っています。そこで今年は、それを一新しようと楽団員は考えました。恒例のラデツキー行進曲の楽譜を編集したのです。もともと演奏に使われていたのは、ナチスに入党していたベーニンガーが編曲したベーニンガー版でした。しかし、楽団員は歴史を見直し、脱ナチを図る意味合いを込めて、編曲に手を加え演奏を行なったのです。

花火は新年だけ上げれる??

Fireworksinshop
Firework in the shop

新年が近付くとお店に花火が並び始めます。花火をあげられるのは1年の中でこの一瞬だけ。街主体の花火大会はドイツではあまり無く、主に個人が買った花火で新年を盛り上げます。時計の針が12時を回ると一斉に花火が上がり1時間弱続きます。実のところドイツに来た初年はテロでも起こったかと思いました。なにせ、規模がすごく音がうるさいです。下に動画を上げるので見てみてください(Sony α7mk3で撮りました。同タイトルでiPhone11Proで撮ったものもあるので、暗所比較したい方は参考にしてください)

正月休みは無い

この花火の盛り上がりの翌日、普通に仕事が始まります。こんなにはしゃいでよく来れるなーと思っちゃいます。クリスマスに長期の休みを取る分、ドイツでは正月休みはありません。

今回はドイツの年末年始の過ごし方を紹介しました。年末の花火を狙って遊びにくるのも面白いと思います。それでは風邪を引かないよう気をつけてお過ごし下さい。

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