実質無料でMacbook Pro(late2013)の内蔵SSDを512Gから1Tにする方法

今日は、長年使ってきたMacbookPro(late2013)が、流石に512Gの内蔵SSDだと足りなくなってきたので、1000Gに換装し、さらに高速化を図るお話をします。その際かかる費用は、取り外した内蔵のMAC用SSDを売ることでペイします。

必要なもの

  • NVMe 1000GB SSD
    • Cruicial P1 M2 2280を使用。1万位。
    • Mid-2012やEarly2013をお持ちの方はSATAベースのSSDなので、この高速なPCIe2.0ベースのSSDは使用できませんので注意。
  • SSD Adapter
    • MACは通常のSSDのコネクタと違うので注意
    • Sintech ST-NGFF2013 て奴。Amazonだと3000円位するけどeBayで400円位で買える。
  • 12G以上のUSB Stick(OS起動ディスク作成用)
  • ペンタローブ1.2mmドライバー
  • T5トルクスドライバー

段取り

順番としてはまず、macOSを 10.13 High Sierra 以降にアップデートします。そうすることでSSDを認識する最新のドライバーがインストールされるようです。
次に、TimeMachineなどでバックアップをとります。
そのあと、起動ディスクを作ります。これはSSD交換後、復元をするときに必要です。そのために、まずmacOSをダウンロードします。

ダウンロードしたらインストールに進まず、Command+Qなどで閉じます。
ターミナルを開き、macOSがCatalinaの場合は下記のコマンドを入力します。
インストーラが「アプリケーション」フォルダにあり、利用する USB フラッシュドライブやその他のボリュームの名前が「MyVolume」であるという前提になっています。ボリュームの名前が違う場合は、以下のコマンドの MyVolume を適切なボリュームの名前に置き換えてください。

sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume

実行の可否や、パスワードを聞かれ、入力すると、しばらくしてUSBに起動ファイルがコピーされます。

SSD交換のコツ

SSDを交換するにはまず裏蓋を開けます。

そしてSSDを外す前にバッテリーから供給される電源を外します。

そうして初めてSSDを外します。

先に述べたようにMacbookProのSSDは端子が異なるので、アダプターをかまして刺す必要があります。

いくつかアダプタが出ていますが、Sintech ST-NGFF2013を購入しました。
先にアダプタをMac側に取り付け、その後新しいSSDを取り付けると楽に換装できます。

復元

先に作ったUSBを挿し、起動時にOptionキーを押しながら電源を押します。そうするとUSBから起動するオプションがでるのでそれを選択します。この時点では新しく入れたSSDは認識されておらずOSをインストールすることができないので、まずDiskUtilityでフォーマットをします。そしてTimeMachineからの復元を選択すれば、数時間をかけてバックアップから復元されます。
人によっては先にOSをクリーンインストールしてから復元したい場合もあるともいます。その場合はOS X UtilitiesでReinstall OSXを先に済ませれば良いです。
実は復元後に一部のデータが戻ってきてない現象が起きており、復元時の設定でアカウントの上書きでなく、新しくアカウントを作成する設定にすると全て戻ってきました。その後、いらないアカウントを消せばOK。

一晩をかけて復元が終わり全てのデータが戻ってきました。そしてこの通り1TBの表示がされました。

あとは動作確認を兼ねて、BlackmagicdesignのSpeedtestを行いました。ReadもWriteも倍のスピードが出ています。すごい。

新SSD
旧SSD

最後に残ったMac純正の内蔵SSDですが、市場では10000円以上で取引がされています。これを売ることで、1T SSDを購入した費用は戻ってくる算段になります。

まとめ

今回はMacbookPro Late2013を1T SSD化する方法を紹介しました。お得ですし、なにより愛用のMacbookProを長く使えるいい機会ですので、ぜひ挑戦してみてください。注意:互換性や、静電気などには十分気をつけて作業をしてください。改造することでAppleの保証を受けれなくなりますので、全て自己責任にてお願いします。

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