R1200GS_Alps

夢の一つ。バイク- BMW R1200GSでアルプスロードを走った(前編)

2018年には念願のBMW R1200GSを買ってはいたものの、家族がいることもあり、長距離ツーリングはしてきませんでした。
しかし、今年7月に、長年の夢だった「バイクでアウトバーンを走り、そしてアルプスロードを駆ける。」を実現できたので、その顛末を紹介しようと思います。

片道800kmの旅

もしかしたら来年には日本に帰るかもしれない(現在ドイツ在住)ということで、思い切って行ってみることにしました。とはいえ、思い立つまでは時間がかかるものの、思いついたらすぐやる方なので、とりあえずGoogleMapで距離を調べると、片道800kmありました。
以前日本で東京-福岡間1,200kmをヤマハのSR400や、アプリリアのアトランティック200で走ったことはあるのですが、まだ年齢が20代の頃…。40才目前にして体力が落ちてると判断し、往路はバイクが乗せられる寝台列車で行くことにしました。

Nightjet_Car
Nightjet_Car
R1200_on_Nightjet
R1200_on_Nightjet

リーズナブルな寝台列車

幸いなことに、近くの主要駅のドイツのデュッセルドルフ駅から、オーストリアのインスブルック駅まで寝台列車が出ており、値段もバイクと寝台、朝ごはん込みで209ユーロとそこまで高くありません。寝て起きたら目の前がアルプスですからね。ただ、実はこの寝台車、私にはどうも合わなくてほとんど寝れませんでした。よく考えると、普通の旅先でも枕を持ち運ぶくらい寝床には敏感なので寝台車で寝れないのは当たり前だったかも。上に寝てたバイカー2人はぐっすりでした。ちなみに、コロナ下でしたので、車内ではマスクを常時つけています。

オーストリア インスブルックに着いたら既に絶景

そうこうしているうちにオーストリアはインスブルック(Innsbruck)に着きました。外に出た瞬間目の前に現れる山々。既に感動してしまっています。まだ一ミリも走ってないのに。
バイクの受け取り場所は一度外に出て、別のところにあります。バイクや車を載せる台車は背が低くて、特にR1200なんかの車格の大きいバイクだと頭をかがめながらじゃないとぶつかります。追加でつけたウィンドスクリーンも曲げないとぶつかりました。

Nightjet_Innsbruck
Nightjet_Innsbruck

オーストリアの高速を走るにはチケットが必要

バイクを電車から降ろし、ようやくツーリングを開始します。今回はオーストリアでは時間をあまりかけず、なるべく早くスイスに向かうプランです。少しだけ高速を走るのですが、そのためにはヴィニエット(Vignette)という通行証を買い、バイクの見えるところに貼っておく必要があります。10日間で10ユーロ位だったと思います。

Vignette_Austria
Vignette_Austria

小国リヒテンシュタインを抜け、スイス入国

インスブルックを西に進むと一瞬だけリヒテンシュタインを通ります。通った感じ良い感じの田舎で、小国ですが、タックスヘイブンとしても知られ、税関回避目的のペーパーカンパニーがたくさんあるようです。音業界にいる人なら知っているコネクタのメーカー、ノイトリックもリヒテンシュタインに拠点を持っています。
スイスに入る際に、ドイツ出発時にも渡ったライン側を渡ります。川の色が全く違って乳青白というか独特の色をして美しいです。

Rhein-river between Switzerland and Liechtenstein

今回はちょうど国境を越えたところまで。次回はスイス入国以降の話をします。

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